2011年7月アーカイブ
日本全国の野菜販売価格の低迷に伴い、「我が熊本の生産者は、今後どのような対応をしていかないと行けないのか」という事を踏まえ、今回、関西の市場へ出向き協議を開催させて頂きました。
記
1.実施日:平成23年7月11日(月)~12日(火)
2.研修先:京都府内
3.参集範囲:当協会園芸部会長・女性部会長・県・熊本経済連・市場数社
4.出席人員:30名(23名、市場 7名)
5.行 程
<1日目>
【市場との懇談(協議)の実施】
○講演:「野菜市場情勢と熊本の野菜」
○講演者:京都青果合同株式会社 専務取締役
<2日目>
【京都市場の視察】
○視察場所:京都青果合同株式会社
今回の、講演では園芸部長会・女性部長会の部会長さん達が普段なかなか出来ない市場側との意見交換をされ、「今後のため、今何をするべきか」「普段抱えている不安」等を熱心に聞かれてました。
講演していただいた京都青果合同株式会社 専務取締役
様に、熊本に今必要な事として、下記のような意見をいただきました。
熊本は、特に露地野菜でコントロールセンターが調整役となり、安定的な供給体制を作り、消費地からの「信頼・ファン」作りをすることがブランド化に繋がるとのことでした。
今回の研修へ出席していただいた部会長さん達も、この講演を通し「お仕事への意欲」「地域での決意」等をそれぞれの地域へ持ち帰っていただき、熊本の野菜振興に一躍担って頂けることと期待しております。
余談ですが!!
今回、京都へ行かせて頂いた時期が「祇園祭」の6日前ということもあり、四条通りには大きな山鉾(3基)が鉾建て(組み立て)作業中でした。
初めて鉾を拝見させて頂きましたが、間近で見ると迫力があります。
社内より撮影した為、鉾車~榊部分しか写ってません。
地元の市場の方から「研修が後2~3日後だったらよかったのに」と言われてしまいました。
※山鉾の詳細は、コチラへ。
意気の道場 紫野大徳寺「大仙院」にて、尾関宗園さんより意気について法話を拝聴しました。
法話の後半で、【今こそ出発点】というものを全員で読ませていただきましたが、全文正しくその通りだなと再度確信させていただきました。
「人生とは毎日が訓練」「今ここで頑張らずにいつ頑張る」という部分には、熊本の野菜生産、野菜振興、消費宣伝、販売戦略、総ての事、総ての人々に当てはまるのではないかと思います。読んだ後には、何か奮い立たせられるものがありました。
また、この大仙院さんの畳には、熊本県八代産「い草」が収められてます。
↑ 大仙院さんの敷地内にある風景
最後に「嵐山」にて観光をさせて頂きましたが、修学旅行生や観光客の方々で賑わってました。
京都の気候は、熊本と似ており暑かったですが、こちらみたいにジメジメ・ベタベタ感がなく、過ごしやすかったのではないかと思います。
↑ 渡月橋